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ITドカタのその後 -みずほ銀行次期システムからの脱却-

お久しぶりです。とても。


かなり不定期更新の僕のブログですが、多分これまででもここまで間が空いたことは多分初めてかなと思います。


さて、前置きはこのくらいにして早速本題へ。



タイトルの通りですが、みずほ銀行次期システム開発から脱却することができました。

実は9/30付で退社することになっていまして、つまり新卒で入社してからわずか半年ですが、僕はすでに退職を経験しているということになります。


退社が決定した時は、本社には何もイヤなこととかないのに辞めることになるとは思わなかったので驚き半分、けれどみずほ次期シスにもう関わらなくていいというすっきりとした気持ち半分でした。


えーと…伝えるべきことはこれだけなんですけど、書きたいことが結構ありますので…つらつらーっと書いていこうかなと。


退職に至るまでの話でもしましょうかね。7月に2回ほど、働いてる現状をアピールするような記事を書いていますね。

あの時でもかなり苦しかったんですけど、その後の僕はあれ以上にやられてしまいまして、あのふたつの記事を書いたさらに1週間ほど後のことなんですが、月曜の定例作業である、火曜日の朝の会議の資料の印刷をしている最中だったんですけど、部数がかなり必要でコピーをとってる間は暇なんですよ。その資料の印刷はいつも仕事をしている建物の隣の建物で行っていました。

仮にも、本当に仮にも情報技術の業界なのでスマートフォンの持ち出しとかはさせてもらえなかったので、暇つぶしという暇つぶしがロクにできなかったことや、6月くらいから飲んだ水がそのまま大腸を通って出てくるみたいな体調になってたこともあってトイレに行ってちょっとでも時間潰しとこうと思ったんです。

それでトイレにこもってみると、ちょっとおかしいんですけど、涙が溢れてくるんですよね。

自分も意味わかんなかったんですけど、泣いてたんですよトイレで。しかも結構な時間に。19時とかだったと思います。

もう上からも下からも水分出しっぱなしでいくら水飲んでも足りませんでした。飲んだらまた出てきちゃうし。


で、かくかくしかじか、あれやこれやそれやあるうちに8月がきました。


8月になっても定例作業については平常運転。…といえば、定例作業について説明してなかったですね。説明しましょう。


月曜日は上述した火曜日の朝の会議で使う資料の印刷です。実はこの作業が僕がだんだん帰れなくなっていってたほぼ直接の原因なんですけどね。後述します。

火曜日は定例作業は特に何もなく残業。ただただ残業。9月からは、火曜日も午前中にある会議の資料の印刷を任されたりもしました。

水曜日は火曜日の会議で使った資料の最新化の依頼メールを、その資料の元になってるデータから未済のものだけ抽出したのを貼り付けて送信することとか、協力会社との会議の資料を会議後に上司から転送してもらって掲示板に貼り付けたりとか。この会議が普通に定時超えて残業。

木曜日は水曜日と似たような作業ですが、協力会社との会議が2件あり、そこで使う資料の最新版がファイルサーバ上にあるので、それを掲示板に貼り付けるとか、会議が始まったら議事録をファイルサーバ上の協力会社のフォルダに入れておくとかをして、会議が終わった後に紙の資料を借りて、プロジェクト全体として残っている案件の数を手で数えてそれを管理する資料のデータに入力して…など。

金曜日は、朝着席したら、ある協力会社が使用しているストレージ機器のディスクの使用率を確認する作業がありました。シンプロビジョニングという技術を用いて実際の物理的なディスクの容量よりも多くの容量を使用可能であるようにサーバに認識させているため、物理ディスクの容量からあふれないように監視することが目的でした。これに加えて、これも水曜日と同じような作業ですが、火曜日の会議で使う資料の最新化の依頼メールの作成がありました。


…とまぁこのように、仮にも情報技術の業界にいるとは思えない作業の数々。新人だから仕方ないとも言えますが、ほぼ雑用です。


自分の作業を改めて見返してみて思ったんですけど、一体全体、システム開発がしたいのか会議がしたいのかよくわかんないですね…


それで、後述しますと言った月曜日の作業についてです。

この作業は僕がみずほ次期シス開発の現場に送り出されてから2週間経ったくらいの頃に、同じチームの先輩社員から引き継いだ作業で、やり方を教わった時は「なんだただの印刷業務じゃーん」くらいに思っていたんです。実際、やることはただの印刷業務なんですけど…

問題は資料にあります。火曜日の朝から使う資料なので、本来であれば月曜日の16時までには全ての資料が最新化されているという決まりなのですが、まぁ(当然)そうはいかず、いろんな人がデータを触って書き込む必要がある資料とかの印刷に関しては18時くらいまで待ってくれ、なんていう電話がかかって待たされることもありました。

業務の時間は8:40〜17:10だったので、この時点で残業発生です。自分の仕事はコピーを取るだけなのに。

その上担当が自分になってから色々変更があったらしく、協力会社のシステムのバックアップやリストアの仕様変更がある/ないの資料だとかを協力会社が更新するまで待たなければならなかったり、待ったら待ったで今度はその資料がうまく印刷できなくて、自分が印刷できるようにセルの幅を変更せざるをえなかったりと、投げっぱなしかよと言いたくなることばっかりでした。

待ちに待ってコピー取りにいったら21時だったーなんてことが当たり前になっていきました。やることは印刷してコピーを取りに行くだけなのに、それを早く終わらせられる環境が整っていなさすぎでした。


これくらいでそこまで言うか、と思う方もいるでしょう。でも何よりまず僕は新人だったわけですし、冷静に考えなくても僕がやるべき仕事は資料を揃えて印刷してコピーをとる、以外にないのに残業させられるのはおかしい。他の人の仕事を早く終わらせることまで考えるのが仕事って習いました。


加えて色々言ってしまうなら、こういう簡単な作業しか振られていないのに残業ばかりしているおかげで上からは目をつけられていたらしいし、残業ばかりしているというのがなぜか仕事できるみたいに見られていたらしいです。残業って業務が残っているって書くくらいなんですし仕事ができるなら業務は普通残らないと思うんですけど。

それに、自分の仕事を知ってる上司からは

「君がやってる仕事なんて極端に言っちゃえばその辺で拾ってきた中学生でもできるようなことだから、学生のバイト未満のことしてないで早く色々覚えてよ、今の仕事はSEの仕事じゃないからね」

とか言われるし…

そんなのこっちだって分かりきってるんですけどね、分かりきってるけどじゃああなたたち専門家が自分がやってるみたいな単純作業引き受けて自分が障害対応でもすればいいんですかといえばそれもまた違う。教えてもらってないからできない。

結局こういう作業しかやらせてもらえないし作業が多くて専門的なことの勉強にも手が回らないのに他の人からはあのチームにいるしあれだけ残業もしてるんだからその分野の専門家でしょう、みたいに見られたりもしてたっぽいし、でもやってることは雑用とあんまり変わりないから早くこれ覚えろと言われても時間はないし自分が出れない会議が多くて1人でできない作業に割ける時間は奪われるし。

そういうところを分かってくれた上で作業振ってるならいいんですけどどうやらそうでもないらしく、

「社会人としてさ…こう、出世したいとか、出世欲がないんだとしたらせめてこの職場である程度の地位にいたいなとか、そういう風には思わないの?窓際族ってやつみたいに何も期待されない人になりたいわけはないと思ってるんだけど、今のままじゃそうなっちゃうよ?」

とかも言われましたね。思い出したぞ。

これは結構効きましたね。自分はやっぱり期待されてなかったのか…ってなる方じゃなくてなんでまだ期待持とうとしてんだっていうことの方で。

上述した残業ばかりしているおかげで仕事ができると見られている、に照らし合わせるなら窓際族ってめちゃくちゃ仕事できるんじゃないんでしょうかもしかして。いろんな人から振られる雑用で業務残りっぱなしですからね。………なんてね。言葉遊びもいいとこですね。揚げ足取ってみたり。むしろわざと揚げてる可能性もある。

とにかく。長い間開発環境にいてそのための知識もあってそこで色々できるから資料の印刷とかデータの整理とかなんてやってる時間がないのは分かります。僕がもしこの上司だったとしても、新人に同じような仕事を振ったと思います。そうするしかなかったとも思います。でも仕事を振るってそもそも自分の手が空いてないから振ってる仕事をやってもらってる間に自分が他の仕事に取りかかれるっていうことじゃないですか。特に単純作業なんかは誰でもできるから、まさに自分みたいな新人に振るにはうってつけですよね。なんで新人に振るかってそんなのなんでも引き受けてくれるからじゃないですか。だから振ってたんじゃないのかってすごく思いました。

それがまさかそうじゃなかったとは思わなかったので、正直に言うならあのまま庶務係やらされてる方が気も楽でした。期待されるのってあんなに苦しいことなんですね。今後に生かさなくちゃいけないですね。

自分が新人に作業を振る立場だったら印刷してきてくれるだけでもありがたいなって思います。だって本当は自分の仕事じゃないですか、作った資料とかもらった資料を印刷して見るとかって。仕事が立て込んでるから代わりに出してきてもらうわけですからね。…まぁいいか。

言ってることとやらせてることの整合性がとれなさすぎでした。専門的な仕事をやらせるために何か教えてくれたのかよ、教えないんだとしたら勉強させるための時間を少しでも作ろうとしてくれたのかよ、って、非常に言いたかったですけど、そんなことを言う気力はこういうことを言われ始めた時にはもうとっくになかったです。


それで、8月の終わり頃くらいからなんですけど、明らかにおかしいな、と思うことが増えたんですよね。

パッと見でさえ何日もかかるような作業が締め切りの4日前に振られてきたり、その作業について質問したらチーフに「俺だってそれやりたくないもん、俺がやったって何日もかかるし」とか言われたり。

その作業が終わらないうちにまた何日か必要になる作業が振られて、こっちに手間かけると片方が疎かになってしまうのは無理ないのに「どうやったら解決するか自分で考えてみてよ」って言われたり、それで結局期限過ぎたら「もう期限過ぎてるんだけど」とか言われたり。

はたまた上の2つを抱えながら会議で忙しい人に確認取らないといけないことに加えまた何日かかかる作業が振られたり、とにかく新人1人の手には負えない量の作業が常に降りかかってくるという状態でした。

それでもできることからやっていってたんです。できることからやったらできないことは後回しにせざるを得ない。

それでもできないことでもどうすればいいのかは自分で考えろって言われてるから考えた通りにやろうとするともっと効率いい方法あるんじゃないのとか…うーん…それを教えてほしいんですがね…って感じでした。

で、極め付けには「この仕事もこの仕事もずっと持ってるけど、どうやったら終わると思う?」って毎晩聞かれるようになってから「ひとつずつやらせてもらえればできます」って言ってみたら「何その精神論」って返されたんですよ。

いや精神論って…気合入れろだとか集中しろだとか言われてたわけじゃないのでそっくりそのまま叩きつけられるわけじゃないですが精神論に近いのはどっちだよみたいな、思っちゃいますね。

そもそもチーム内ですら誰がどの仕事を持ってるか把握できないような状況になってるということはまずかったので改善案として1日のうちどこかでチームのメンバーのタスク一覧を見て管理していこうってところまではよかったのかもしれないですけど、上述したことまでを踏まえてあえて言うなら何も手伝いもしないでこれはどうなったあれはどうなったって、酷もいいとこですよ。

今日やるべきことのこれは終わりましたよあれは終わりましたよを言って、でもこれとこれは終わってないよねってなって、明日やりますって言うしかなくて結局その明日には別の作業が振られてできなかったことは明日やりますしか言えなくなって…の悪循環でした。


作業が振られること自体は仕事してる以上仕方ないんですけど、作業が終わってない人に対して別の作業振るのってその人が分身でも会得してないとできないと思うんですよ。洗濯しながら皿を洗えと言われている感じです。いや無理です。

じゃあ皿から洗いましょう、皿を洗っていたらコップも洗うことになりました、ついでに鍋磨きもすることになりました、なので洗濯はできてません、と。

そういうことなんですけど皿洗いながら洗濯しながら風呂も洗って服も畳めみたいな感じです。

ずいぶんスッキリまとまりましたね。


とにかく、こんな状態が8月の終わりからずっと続いて、ほんとに毎日毎日あれはどうするこれはどうすると聞かれるようになってきてたので、この時は本当に職場に行くのが嫌になっていました。…と、思っていました。


「と、思っていました」についてなんですけど、どうやら職場に行くのが怖くなっていたみたいなんですよ。休職を挟んでの退職だったので休職する直前にようやく気がつけたんですけど、家から出て駅へ向かって電車に乗って職場に向かって自席に座る、このプロセスが非常に恐怖心をかき立ててきた、と。

毎朝「行きたくねえなあ」とぼやきながら家を出ては夜中に帰ってきてくたばるように眠りまた起きては仕事に行きを繰り返していたので、行きたくない、はただの口癖なのかなと思っていたんですけど、実直に心から行きたくなかったみたいです。


9月の頭くらいに、地元から職場へ向かう電車がすごく混んでいて、乗り換え駅より手前の駅で一旦降りて乗り直すのを待っていたら乗り損ねたことがあって、その時にちょっと膝から崩れ落ちそうになったんですよね。それとホームに立っていたので、今思うと本当にやばかったんですけど、あと数歩前に出たらもう二度と職場になんて行かなくていいんだなんて考えついたりもしました。そんなこと考えてたらまた涙はあふれてくるし、とにかくやばかったです。


この数日後はもう少し悪化していました。

夜帰るときのことでした。電車を待っていて、電車がきました。その電車にはたくさんの人間が乗っているし、たくさんの人が降りてくるし、自分のいる駅からもたくさんの人が電車に乗ります。別になんてことないんですけど、その時の自分は「あぁ、この電車に乗ってる人たちも乗る人たちも、みんな、ちゃんと生きているんだ、心臓が動いているんだ、呼吸をしているんだ、人間なんだ」とか、自分以外の周りの人たちがはっきりと人間らしく動いているということに尊厳すら感じていました。


こういったことが重なって、さすがに何かおかしい、ただ仕事が嫌なだけではないなと思い当たり、職場に行くのが怖くなっていたのだとはっきり気がつけたのが9月中旬くらいだったんですけど、この時からなるべく自席を離れるペースを早くしていました。大腸の調子が崩れていたのが治ったと思ったらまた再発したので、とにかく水を少しずつ飲んでは大腸から流させるみたいな、体がペットボトルの水を入れては出す機械みたいになってました。


とかなんとかやっていて、こうなってから暫くした時、さすがに耐えきれなくなって夜中に家に帰ってスーツを脱ぎ捨てて寝室で

「全員死んでしまえ」

と口走ってカバンをぶん投げて、そうしたらその日はそれ以降声が出なくなっていました。

ついに体にきたか、と思ったんですけどその前から大腸の機能不全とか起こしてたので気づくの遅すぎですよね。

 

翌日は一応朝から声は出たのですが、それから数日、いつも昼ご飯を食べる人たちに職場に来るのって怖いですよね、なんて話を切り出してちょっとでもまずは自分のことを整理しないととか思っていたら、今度は職場で声が出しづらいというか絞り出さないと声が出なくなっていました。

その日に、もう完全に自席にすらいられなくなって、チーフにも「ここにいるのが怖いです」と正直に言ってみたら「意味わかんないんだけど」と返ってきました。正直言うと自分でも意味わかんない…のですがとにかく怖くてたまらなくなってしまったので、上司に相談して、その日は帰らせてもらって、その週は有給扱いで休みをもらいました。


その週明けには本社に出向いて、そこで退社になるという話を聞き、職場にあった私物だけまとめて、退職、という流れでした。


退社することになっていたのは9/30でしたが、実際に働かなくなったのは9/27からでした。


なのでもう1ヶ月と3週間ほどは働いていないです。

結構ズタボロにされたことを思い出してしまったのですが、精神科にはまだ行ってないです。行っておくべきですね。


仕事を辞めて自由になったときに驚いたことは、なんで辞めちゃったのーとかこれだから若いのはーとかより、退職おめでとう、が一番多く言われたことだったことです。

(Twitterじゃないところの人からも一番言われたことっていうのがまた驚きでした)



少し話が戻りますが、職場にいるのが怖くなったとチーフに伝えたとき、パソコンを見るのが怖くなった、という風な言い方をしたんですけど、本当に怖くなったのはパソコンでも、無限に降りかかってくる資料の紙でもなくて、もしかしたらパソコン越しに指令をする人、それを受けてパソコンに向かって資料を作っている人や直している人、印刷させようとしている人…仕事やパソコンの向こうにいる、人間が一番怖くなったんじゃないかなぁって思いました。


日本には仕事で精神がやられたり、果ては死んだりする人が結構いるのは言わずと知れたことと思います。

でも、自分が仕事を通じて人が怖くなったように、仕事が原因とされている自殺や精神疾患も、本当は仕事が原因じゃなくて、仕事をさせている人だとか仕事に関係している人だとか、とにかく人が壊れる一番大きな原因っていうのは人なんじゃないかと、自分は思うようになりました。自殺する人の気持ちもわかってしまいましたしね。

世のため人のためと言って振り回される人の数が多ければ多いほど、簡単に壊れるんだと思います。もうちょっと頑丈にできてると思っていたんですけどね、ダメっぽかったです。



ここまで酷い職場はさすがの日本にもそうないとは思いますが、程度は様々とはいえ「おかしい」が蔓延している日本の労働環境は個人的には「極刑」と称したいところです。


では、今回はここまでにします。

今後のことについて、ゆっくり考えたいと思います。


さすがに、次は書いてて楽しい記事を書きたいです…